
毎日使うシャンプーやコンディショナーですが
これだけ知っていればもうヘアケア選びに迷わないといえる15成分を
その成分がはたして頭皮や髪にいい物なのか、、、
美容師をしていて学んだ知識を元に4段階で評価していきたいと思います
この15成分はほぼ全てのヘアケア商品に含まれていますし、またヘアケア製品の大部分を占める物ですので、これだけ知っていればヘアケア製品選びに迷う事は少なくなると思います
成分を4段階で評価していきます
これから紹介していく15成分を解りやすく、4段階で評価していきます
各評価は以下の通りです
◎・・・優秀な成分。洗浄剤の場合刺激はきわめてマイルドと言えます。これを配合したヘアケア製品を選びたい
〇・・・いい成分と言えます。洗浄剤の場合の刺激も少ない物が多い
△・・・良くも悪くも普通と言えます。場合によっては注意が必要な成分ですので、◎や〇の製品を選んだ方が無難です
×・・・使用を控えたい成分。刺激がとても強い物が多いです。安価な市販のヘアケア製品に含まれる事が多い
優秀な成分・・・◎
コカミドプロピルベタイン
天然成分から作られた良質かつ高級な洗浄剤であるベタイン系洗浄剤の代表格であるコカミドプロピルベタイン
両性界面活性剤で、頭皮への刺激は弱く、髪に対しては柔軟効果を持ちます。
まさに安心洗浄剤の代名詞と言える成分です。
パンテノール・パントテン酸
あの有名シャンプーのパンテーンの語源である優秀成分です
市販でこの成分を含んでいるのがパンテーンの特徴と言えます
パンテノールとはビタミンB群パントテン酸の誘導体です。細胞の新陳代謝を活発にする働きがあります。
また水溶性でとても浸透しやすく、毛髪のダメージを修復してくれるだけでなく、肌荒れや小じわ防止効果もある成分
ココアンホ○○・ココイル○○
アミノ酸系の代表格である洗浄剤です
刺激がとても弱く、髪や頭皮への保湿効果が高い成分と言えます
注意点としては、若干頭皮に残りやすいので、洗い残しがあるとフケやかゆみの原因になります。
グリシン、グルタミン、ヤシ油脂肪酸などもこの洗浄成分に含まれます
シリカ(ケイ素・珪素)
天然ミネラルの一種であるシリカは近年美容業界で注目の成分です
組織と組織を束ねる役割を持つミネラルで、切れ毛や枝毛などを軽減します
また保湿剤の浸透力を高める効果があるので、ハリのある髪にしてくれます
リンゴ酸
名前の通りリンゴなどに多く含まれる有機酸で、リンゴ酸と似たような作用を持つクエン酸よりも
柔軟効果が高く、ヘアケア成分の浸透効果を高めてくれる成分です
いい成分・・・〇
セチルアルコール
同じアルコールでもこちらは脂肪アルコールと言われる物で、主にグジラなどから摂れる油です
毛髪にやわらかさや、なめらかさを与えてくれるのでヘアケア製品としておすすめ
パラベン・メチルパラベン
題名の他にフェノキシエタノールなどの種類がある優秀な防腐剤です
最近のオーガニック製品でよく『パラベンフリー』という言葉を見ますが、入っていても問題ない成分です
同じ防腐剤に比べれば安全性は高いといえます
むしろ防腐剤が入っていない方が、中身が腐りやすくなってしまいます。
コエンザイムQ10・ユビキノン
どちらも同じく抗酸化作用があり、皮膚を活性化する成分です
毛髪の生成過程で重要となる細胞にも含まれる成分で、皮膚を活性化し毛髪の育成に貢献します
また、健康な毛髪細胞を維持する働きもあります
普通な成分・・・△
ジメチコン
最近特に話題のシリコンフリーを謳うヘアケア製品にはこのジメチコンを含んでいない事をいう物が多いです
微量で毛髪の指どおりをなめらかにする潤滑剤です
よく『毛穴を塞いでしまう』と言われていますが、それは全くの誤解でそこまで気にする必要はない用に感じます
多くのトリートメントに含まれていますし、あの指とおりの良さはこのジメチコンの働き故です
なのでシリコン=悪ではありません
しかし市販品には大量に入れてある物もあるので、洗い残しには注意して下さい
○○エキス
多くの天然由来を謳う製品に多く含まれる植物由来のエキス
効果がある成分も多いですが、シャンプーはすぐに洗い流すものなので、水溶性では効果が薄いと思います
コンディショナーやトリートメントなどの髪に浸透して効果も発揮する成分もありますが
含まれる○○エキスの数が多い物がいい物とは言えません
オレフィンスルホン酸ナトリウム
有名な洗浄剤であるラウレス硫酸ナトリウムよりは若干刺激が弱いですが、同等の洗浄力があります
細かい泡立ちが特徴的です
よくC12-14 C14-16などと記載されているが、これは分子量を表した数値です
数字が大きいほど刺激がマイルドですので、大きい数値の物を選んで下さい
使用を控えたい成分・・・×
ラウレス硫酸ナトリウム・ラウリル硫酸ナトリウム
泡立ちの良いシャンプーを安価で作れる界面活性剤で、安価故に多くの市販シャンプーに含まれています
刺激・洗浄力ともに高く、皮脂を落とし過ぎてしまいます
健康な毛髪や頭皮を維持するにはある程度の皮脂が残っている事が必須ですので
この洗浄成分はおすすめしません
もし使うなら汗を多くかいた時やたまに使う程度にして下さい
またラウレス硫酸アンモニウムなどは、ラウレス硫酸ナトリウムほどは刺激が無いので使うならこちらがおすすめ
ベンジルアルコール・イソプロアルコール
アルコール性の防腐剤で刺激が強いです
香り成分を薄めたり、安定性を保つ効果がありますが、刺激が強いので避けたい成分です
BHT・ジブチルヒドロキシトルエン
酸化防止剤として使われる成分で価格が安い
脂質の変性を防止するのでヘアケア製品に入れられるフェノール系酸化防止剤ですが
発がん性が疑われており、食品にはほとんど添加されなくなりました
洗い流すヘアケア製品とはいえ、避けたい成分です
サリチル酸・メチルクロロイソチアゾリノン
題名の他にメチルイソチアゾリノンなどがあります
サリチル酸は頭皮の殺菌作用、抗炎症作用があるので汗をかいた頭皮にはいいですが、毎日の使用は刺激が強いのでおすすめしません
メチルクロロイソチアゾリノンやメチルイソチアゾリノンは殺菌作用が高い防腐剤ですが、やはり頭皮への刺激が強いのでおすすめしません
まとめ
ヘアケアの重要成分である15を紹介していきましたが
今回の記事を参考にして売り場で成分表を読み解いて頂けたら嬉しいです
成分表では含まれる成分が多い成分程前に書いてあるのでその点も考慮して
選んで下さい。
またこれから別記事で有名シャンプーの成分表解説や
本当におすすめのヘアケア製品を紹介していくので是非参考にしてみてください
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